2009/03/17 (Tue) リズム感Vol.2~小説ホノカアボーイズ読書中

今サービスの仕事をしているレストランのスタッフの女の子から、最近上映がはじまったホノカアボーイの主人公が、原作を読むと僕が同じにおいがすると言われて、気になって読み始めた。

(確かに、近いものは感じつつ読んではいるけど、それについては読み終えたら改めて書きますね。)

今読んでいて面白いのは、文章のリズム感が今まで感じたことのないゆったりとしたリズムで、ハワイの心地よい空気感に浸れる感じ。

わりと僕の好きな作品の多くは、一度リズムをつかむとそれにのって一気に読みきれちゃうんだけど、ホノカアボーイ (幻冬舎文庫)は、一気に読み上げてしまうのが惜しくなるんだよなぁ・・・もっと、この空気感に浸り続けていたくなっちゃうんですよ。

はてしない物語のミヒャエル・エンデの作品の多くは、読み手であるはずの自分自身の姿が鏡のように映し出されてくるから、気になってあっという間に読み終えて、その余韻に長く浸る感じ。

僕の大好きな薔薇の名前のウンベルト・エーコは、緻密に計算された迷宮のなかで冒険している感じで、たくさんの細かいディテールに翻弄される事に喜びを見出すと、割と一息に読み終えてしまう。これもその分余韻の長い作家ですね。

塩野七生さんのローマ人の物語のシリーズなど、歴史上の人物の魅力に引き付けられ歴史の流れがテンポ良く描かれているから、これもあっという間に読み終えてしまう。シリーズの続きが気になって余韻に浸るよりは、テンポ良く次に行きたくなっちゃって、切れると中毒症状がでてくる感じ。

ちなみに、塩野七生さんが文筆家としても絶賛するカエサルのガリア戦記内乱記 は、文章のリズム感はもちろんのこと、敵味方関係なく関わる人たちへの尊敬が損なわれることがない事がよく表現されていて、作家としても一人の人間としても如何にに魅力的な人物であったことが良く分かる。そりゃモテる分けだよなぁ。(僕にとっては時間を越えて会いたい人ナンバー1)

作家によって表現手法が違うからリズムも当然違うとはいえ、その世界に入り込めば次が気になるから読むテンポも上がってくるものなんだけど、入り込んだがゆえにゆったりと浸りたくなるのはホノカアボーイ (幻冬舎文庫)がはじめての経験。

これから劇場に足を運ぼうとしている方は、まず先に小説を読むことをお勧めします。

それにしても、劇場公開している間には、読み終えないとだなぁ。
でも、読み終えるのがもったいない・・・
そんなジレンマにささやかながら苦しんでます・・・

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RAY

Author:RAY
Cantare Mangiare, Amore(音楽と食事と恋を楽しむべし)を家訓に、それを生業として・・・

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と言いながら、今勤めているラミデュヴァン・エノのホームページ作りました♪

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