
ローマの観光スポットとしても有名なトレビの泉。ここで流れ出ているお水って、約2000年前ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの右腕だったアグリッパという人が作った“ヴィルゴ水道”を通って流れているお水なんです。ヴィルゴ水道以外にもローマ教皇庁に水を供給し続けているパオラ水道(帝政ローマ時代は皇帝の名前を取ってトライアーナ水道と呼ばれていました)など、現存し且つ使用され続けている水道がヨーロッパ各地にわずかながら残っていること自体が凄いですよね。でも、なにより凄いのが古代ローマ人の水源の決めるときの水質調査の綿密さなんですよ。(しかも、紀元前300年ごろにヨーロッパで一番最初に建造されたアッピア水道のころからなんですよ!)
まず第一に水質調査(煮沸して不純物が表面に浮き上がってくるかどうか つぼに入れて数日から数週間放置したときに腐りやすいかどうか)、第二に水源周辺地域の調査(草木の育成状態 土壌 周辺住人の健康状態)を科学技術が現代よりも乏しい中、かなり徹底して行われていたんです。しかも、水質の変化を避ける為に水源周辺の建造物の建築が、厳しく禁止いていたらしいんですよ。この意識は今のナチュラルミネラルウォーターにしっかり踏襲されていて、水源周辺の環境保護自体がかなり厳しく義務付けられています。ヨーロッパがミネラルウォーター先進国である理由が、トレビの泉にも2000年前からしっかり残されているんですね。
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